低脂肪高炭水化物食は万病のもと
脂肪やタンパク質を食べると、口の中から消化管に存在する多くのセンサーを刺激し、満腹になりますが、炭水化物に反応するセンサーはなく、胃袋が満タンになるまで満腹になりません。また、体脂肪を作る飽和脂肪酸(パルミチン酸)は、ほとんど炭水化物から作られます。ローファットだからと言って、パスタやうどんといった炭水化物主体の食事は、脂の塊を食べるのと同じ、炭水化物由来の脂肪酸が視床下部や肝臓で炎症を起こし、高血圧、高血糖を含むメタボリックシンドロームの原因になります。とは言っても、食べたいものは食べたいっという方は、グルコマンナンのようなサプリメントの水溶性食物繊維を食事の30分前に飲んでください。グルコマンナンは乾燥こんにゃくパウダー、胃の中で200倍の大きさに膨れて満腹効果を高め、食後血糖値の上昇を抑えます(2017年3月のワンポイント栄養学)。