子供のおやつ

皆さんは子供さんのおやつにどのようなものをご用意されますか?一口におやつと言っても、年齢や活動量で意味が全く違っってきます。例えば食の細い幼児・園児の場合、おやつは大切な食事です。3食だけで食べきれていない栄養素を摂取するために午前中と午後に1回ずつ、野菜、果物、乳製品、卵などのビタミンやミネラル、タンパク質がしっかり摂れる食品をご用意ください。たまには甘いお菓子も良いですが、「おやつ=甘いもの・スナック菓子」では質の良い骨と筋肉が作れないばかりでなく、キレやすい子供になると考えられます。

例えばサッカーや水泳などの運動部に所属する子供の場合は水分と熱量補給が必須です。もちろん子供さんの年齢、体型、食欲、好み、体質で変わりますが、毎日激しい練習をする比較的細身の子供の場合、練習後すぐはスキムミルクとおにぎり、チーズサンドイッチなど、消化・吸収しやすく、炭水化物と電解質と水分が摂取できるものが最適です。最もいけないものは、レッドブルのようなカフェインの入った砂糖たっぷりの飲み物です。ティーンエイジャーがカフェインを常用すると脳機能、身体機能に悪影響が科学的に証明されています。練習後の空腹時に大量の「液体の砂糖」を摂取すると腸内環境を乱し、免疫機能に悪影響を及ぼします。

同じ食べ物でも体のコンディション次第で毒にも薬にもなります。スーパーでいつものお菓子やスナックを買う前にちょっと考えてみてくださいね。

Kayo Arima