当てはまるものはある?
まずはご自分またはお子様について、次の質問でいくつ当てはまるか考えてみてください。
⒈ 帝王切開で生まれた。
⒉ 過去3年間に抗生物質を服用した(投与された)。
⒊ 食間に甘い紅茶やコーラなど砂糖入りの飲み物をよく飲む。
⒋ 潔癖症で殺菌(antibacteria)スプレーやソープを常用する。
⒌ (水溶性)ビタミン剤は保険と思って飲んでいる。
いくつありましたか?
これはどれも腸内環境と免疫力に関する質問です。
帝王切開で生まれた赤ちゃんは、自然分娩の子供に比べて肥満やアレルギーになりやすいことがわかっています。抗生物質を使うと、腸内環境が砂漠化し、元に戻るのに3年かかると考えられています。空っぽのお腹にお砂糖がたくさん入ると、腸内に砂糖を好む菌が増え、健康効果のある良い菌が減ります。室内の殺菌は、やりすぎると腸内環境の砂漠化につながり、アレルギーや自己免疫症発症率を上昇させます。水溶性ビタミンは取りすぎると体内の自己防御力を下げます。特に、運動選手の子供にビタミンCをサプリで与えると、せっかくの練習の効果が半減することがわかっています(2018年11月)。